排卵検査薬を使えば、妊娠の確率を上げることができます。
ただし、そのためには、排卵検査薬を使う意味をしっかり確認しておく必要があるでしょう。
排卵検査薬を利用すれば、自宅にいながらにしてかなり正確に排卵日を特定することができます。
しかし、排卵検査薬の目的は排卵日に備えて行動するためという点にあり、排卵日を特定するというよりは、排卵の直前の時期をいち早く察知できることに意味があります。
なぜなら、もっとも妊娠の確率が高いのは排卵の二日前にタイミングを取ったときだと言われているからです。
感覚的には、そんなに早くタイミングを取るともったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、例えば精子の寿命の長さなどを考えてみても、早めにタイミングを取るのは問題のないことどころか、統計的には重要なことなのです。
排卵検査薬を使おうとすると、つい排卵日ぴったりを狙ってタイミングを計りたくなってしまうものだと思います。
排卵検査薬の説明蘭には、陽性反応が出たらおよそ〇〇時間後に排卵すると書かれていたりしますから、その時間を計算してタイミングを取りたくなる。
排卵日をパートナーに知らせたくなる。
ところが、実際は排卵検査薬が陽性反応を示した段階で、すでにいつでもタイミングを取って良いのです。
その排卵検査薬が陽性反応を示したタイミングが二日前なのか、それとも一日前なのか、もしくは12時間前なのかは分かりません。
利用する排卵検査薬の感度やホルモン量の個人差によってどの段階で陽性反応が出るかは違いますので、何周期かに渡って検査を繰り返しながら、タイミングを探る必要があるでしょう。
いずれにせよ、妊娠の確率を上げるために排卵日当日を狙う必要はないということは是非覚えておいていただきたいところ。
このことを知り、きちんと排卵検査薬を使うことができれば、妊娠の確率を確実に上げることができると言えるでしょう。
しかし、排卵検査薬に期待しすぎるのも考え物です。
排卵検査薬は妊娠の確率を上げるのに役立ちますが、排卵検査薬がアシストできるのは排卵日を予測するだけに留まります。
少しでも妊娠の確率を上げたいと思うなら、例えば睡眠時間を十分に取ったり、栄養をしっかり摂ったりという日常生活に気を遣うことも同じくらい重要です。
排卵検査薬は妊娠の確率を上げる助けにはなりますが、だからと言って妊娠を保障するものではないという点は、よく知っておくべきことではないでしょうか。
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